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写し方見本帳 朝昼晩

日本カメラ社編
サイズ B5判 112頁
本体価格 1,600円(税込 1,728円)

被写体は身近にあり
ありふれた光景が作品に
撮影チャンスは日に三度あり

小誌の四人の著者は掲載作品の多くを居住地の近くで写しています。有名な観光地・撮影地で美しい風景を写すのはもちろん楽しいことですが、思わず写したくなる風景・光景は、身近にもたくさんあります。ありふれた凡景が、目の覚めるような姿を見せてくれる瞬間があるのです。
「遠くの美景より近くの凡景」
小誌を参考に、身近にあるシャッターチャンスをとらえる楽しみを味わって下さい。

撮影・解説:
石川松五郎/加賀淺吉/桐生茂生/山内憲章


【朝】
東からの低い斜光線に風景がよみがえる

・岩礁の上に天の川が踊る夜明け前の光景をとらえる
・朝焼けの空に飛び立つ野鳥のシルエットを浮かび上がらせる
・日の出に合わせて、日本の山里風景を描く
・「流氷の海にたたずむ尾白鷲」の姿をとらえる
・尾白鷲の飛翔姿を、形よく大写しにする
・霧湧き上がる九十九谷の山並みを、朝の逆光線でとらえる
・クリアーな空気感を生かし、渋峠から芳ヶ平の秋を俯瞰する
・朝の斜光にダケカンバが白く浮き上がる山腹を切り取る
・すでに終わった山桜はあきらめ、新緑に狙いを切り替える
・早朝、霧に霞む菜の花畑を行くローカル列車をとらえる
・地の利を生かし、新緑の林の美しさを霧景で表現する
・朝の斜光を生かして、初冬の田園の美しい光景を切り取る
・ダム湖に残る木立と紅葉を、晩秋の日差しで浮かび上がらせる
・鉄塔や煙突など、雲海に沈んだ町の突端を写す
・雨上がりの朝、空を白いバックに4本の煙突をイラスト調に

【昼】
風景は鮮やかな色彩に彩られる

・水面間近にカメラを下げ、反映を生かして紅葉をとらえる
・雲の影によって生じる陰影を生かして山腹の紅葉を切り取る
・真っ直ぐな川沿いの桜並木を縦位置で奥深く強調する
・青空に桜のガラス玉が浮遊するイラストのように構成
・水滴の付いた花びらを曇り空に透かし、桜の透明感を出す
・青空を背景に「月にはコブシがよく似合う」
・池の中より、超望遠レンズで美しい部分だけを切り取る
・波の瞬間的な形と質感を高速シャッターでとらえる
・台風一過の爽やかな空気感を、空と海と散歩をする人で構成
・緑豊かな川辺を走る一両の列車で「ローカル」を写す
・菜の花畑を走るトロッコ列車と撮影する人々を広々と俯瞰する
・山里の緑に消えるローカル列車を、点景=主役でとらえる
・緑の中を走るローカル列車、工場地帯、残雪の富士山を一望
・青空と白い雲の群れ、鮮烈な夏の光景を広々と写しとる
・観光牧場の春、花いっぱいの自然風景のように切り取る
・落花生収穫期に見られるボッチを、晩秋の風景としてとらえる
・車の窓ガラスについた雨粒で、雨の情景を強調する
・川中の小さな三角州をアクセントに、渓谷の積雪美を描く
・青空+黄色のイチョウ+雪面だけのシンプルな美しさを
・白い世界の中に力強く立つ木を、線描画のように表現する
・煙を透かし人をシルエットに、逆光で農作業を印象的にとらえる
・「秋の日はつるべ落とし」と言われる瞬時の光で棚田の秋を表現

【晩】
日没前・日没後の印象的な風景の変化

・彩雲のように広がる夕焼けをアクアラインの光跡と組み合わせる
・満月の夜空と白く輝く海面、夜の海の心象を描く
・桟橋を行くサーファーを添景に、荒れる海を逆光でとらえる
・沖に続く電柱をポイントに、東京湾の夕景を切り取る
・小さく写し込んだ富士山で空の広さを表現
・橋脚と橋桁の力強いシルエットと夕映えの富士を対比する
・陰富士、工場地帯、ローカル列車を夕映えの光で描く
・シルエット富士の真上に太陽をとらえる
・ライトアップの桜と列車を、反映像とともに浮かび上がらせる
・周囲を写し込んで、ホタルの乱舞をリアルに見せる
・白い天の川とヒマワリを組み合わせて夏の夜空を表現
・夕刻の弱い光の中で彼岸花の妖艶な雰囲気・色彩を描写する
・光で飾られた棚田の夜を、星空の下に描く
・丘の上の木と星空の協演に、飛行機の光跡をプラス
・ブルータイム、小雨を丸く写し星空のイメージで列車を写す
・芽を吹きはじめた早春のブナ林に自然の移ろいを見る
・雪に閉じ込められた電話ボックスの「孤高」を写す

・著者略歴