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琵琶湖

発売日 2015/04/16 (木)
本体価格:3,500円(税込3,850円)
ISBN:978-4-8179-2148-2
ページ数:108P
サイズ:A4判変型
 琵琶湖を撮り続けていく中で、視線のさきは常に太陽から降り注ぐ神秘な光とともにそれによって生じる影にあった。光と影が織りなす湖上の営みは太古の昔から変わらぬ原始のままの姿でドラマが繰り広げられている。

 昨年撮った木は、一年で大きく成長したり、また倒木したりして同じ姿を永遠にとどめることはない。しかしそれによってまた新しい風景が出現する。自然界はこういう繰り返しの中で長い年月を生きてきたのだと思う。しかし、琵琶湖はこういう自然あっての琵琶湖であって、人工物で周囲を固めてしまってからでは琵琶湖の美しさはなくなってしまうだろう。いつまでも自然をそのままの形で残してほしいものだ。

 この写真集は、「光と影」のなかに太古の昔から変わらぬ琵琶湖の姿をテーマとして撮影してきた。対岸からもれる光、人工物、昔は丸太船であったが、現在では高速で行きかう漁船等々、現在を象徴する要素はすべて省いている。冬景色の木々も自然のままの姿の樹形を選んだ。

しかし、琵琶湖も例外なく、年を追うごとに周辺の開発が進み様相がかわり、自然が失われつつあるが、湖面だけは太古の昔から変わることなく輝き続けている。太古の人々も同じ風景を眺めていたに違いない。そういう琵琶湖の風景がわたしは好きです。

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